こんにちは、なめきちです。
医療保険と一言でいっても、その内容ってかなり複雑ですよね。
親に保険に入れって言われたけど、どれが良いのか分からない……。
結局、保障はどれくらい必要なの?
私の周りでも、社会人になりたての10代・20代の方を中心に、こういった声をよく聞きます。
そう思ってしまうのも無理はありません。
保険会社によって保障内容は大きく異なりますし、保険自体の見た目を良くするために、あまり必要のない保障が含まれている場合もあります。
知識のない人が保障内容をパッと見ただけでは、よく分からないように保険はできています。
じゃあ、どうすればいいんだよ……。
まあ、そう思いますよね。
という訳で今回は、保険選びに困っている方に向けて、「医療保険を選ぶ時の5つのポイント」を皆さんにお教えしたいと思います。
これは、私自身が実際に保険相談窓口に行って聞いてきた内容をまとめたものです。
- 年齢が若く、保障が軽めで済む新社会人の方
- 節約を兼ねて保険の見直しを検討されている方
こんな方にピッタリの内容です。
ぜひ、参考にして下さいね!
医療保険を選ぶ時の5つのポイント
では早速、医療保険を選ぶ時の5つのポイントを紹介していきます。
ポイント①:終身タイプ
ポイントの1つ目は、終身タイプの保険に加入することです。
医療保険には、定期タイプと終身タイプの2種類があります。
- 定期タイプ
-
年齢等により保障期間が定まっているタイプの保険
- 終身タイプ
-
保障が一生涯続くタイプの保険
一般的に定期タイプの保険の方が安いので、若いうちは定期タイプの保険に入り、期限が来てから終身タイプの保険に乗り換えようとする人がとても多いようです。
ですが、これはとても大きな間違いです。
保険に入る時には、告知というものが必要となります。
告知とは、自身の過去の病歴や持病に関する事項などを保険会社に報告する行為のことです。
もし年を取り、持病を患ったり入院歴ができたりしてしまうと、保険会社から加入を拒否されることがあります。
なので、比較的健康体である若いうちから、終身タイプの保険に加入した方が良いのです。
ちなみに告知で嘘をついても、保障金支払い時の審査の時に大半がバレます。
ポイント②:入院日額5000円
ポイントの2つ目は、入院日額5000円のものを選ぶことです。
え?5000円って少なくない?
そう思うかもしれませんが、大丈夫です。
なぜなら、高額療養費制度や傷病手当金というものがあるからです。
高額療養費制度とは、月々の医療費の負担限度額が所得に応じて決まる制度です。
年収 | 医療費負担の上限額 |
---|---|
約770万~約1160万円 | 167400円+(医療費-558000円)×1% |
約370万円~約770万円 | 80110円+(医療費-267000円)×1% |
~約370万円 | 57600円 |
住民税非課税者 | 35400円 |
社会人になりたての10代後半・20代前半の方は年収370万円に満たないことがほとんどです。
その場合は月にどれだけ医療費がかかったとしても、保険適用内の診療なら、1ヶ月の負担限度額は57600円となります。
さらに会社員や公務員の方のみですが、休業時に傷病手当金を利用できます。
傷病手当金とは、業務外の病気やけがで働けず、給料がもらえない場合に支給される手当金です。
休業4日目から最長1年6ヶ月間支給され、支給額はざっくりと給料の3分の2程度です。
高額療養費制度では、個室などに入る時の差額ベッド代や食事代(1食あたり約500円)は適用外ですが、後述の入院一時金・傷病手当金を貰って高額療養費制度を利用すれば、入院日額5000円でも医療費には困らないはずです。
ポイント③:入院一時金50000円
ポイントの3つ目は、入院一時金が50000円以上のものを選ぶことです。
リーズナブルな価格帯の保険であっても、入院一時金は50000円以上が主流です。
逆に入院一時金の金額がこれ以下の保険の場合、世の中に出回っている保険全体を基準としたとき、保障がかなり手薄のものであるという印象を受けます。
あまり保障金額が高すぎるものを選ぶ必要はありませんが、最低限50000円程度のものを選んでおきましょう。
ポイント④:入院1日目から保障あり
ポイントの4つ目は、入院1日目から保障がある保険に加入することです。
1日目から保障されるのが普通なんじゃないの?
こう思われるかもしれませんが、ときどき入院5日目から保障みたいなイレギュラーな保険が紛れています。
備考欄のすみっこの方に、こっそりと「入院5日目から保障します」などと書いてある場合があるので、保険を選ぶときはよく確認をして下さい。
ポイント⑤:先進医療特約を付加する
ポイントの5つ目は、保険に先進医療特約を付加することです。
放射線治療などの先進医療には、先ほど説明した高額療養費制度は使えません。
すべて実費となります。
例えば、がんの放射線治療。
使用する放射線にもよりますが、大体300万円程度かかるようです。
簡単には出せませんよね。こんな金額。
そんな時に活躍するのが先進医療特約です。
先進医療特約とは、先進医療を受けた時に保険金を受け取ることが出来る特約です。
保険にもよりますが、上限支払額は大体2000万円程度が主流のようです。
かなりの保障金額ですが、100円~200円程度で付加できます。
かなりお得な特約です。
ちなみに特約は単体では加入できません。メインの保険に付加をする形をとります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
少しでも保険の選び方がお分かり頂けたでしょうか?
最後に選び方についてもう一度まとめておきます。
- 終身タイプを選ぶ
- 入院日額5000円
- 入院一時金50000円以上
- 入院1日目から保障される保険を選ぶ
- 先進医療特約を付加する
この選び方なら保障が不足する心配も少ないですし、保険料を抑えることもできます。
でも、もしこの選び方に不安があるようなら、近くの保険相談窓口に行ってみるのも手です。
あなた自身に合った保険を提案してくれますし、保険の押し売りをされることもありません。
結構、親身になって相談に乗ってくれますよ?
あなた自身にピッタリの保険に入れるといいですね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
では、また。